いのちの強さ
友情魂で救われた奇跡のいのち
『もう無理だろう』と言われても、
私たちの所へ戻ってきてくれた。
戻ってきて僕は「修学旅行絶対連れて行くから」と言ったら、
君はニッコリ。
僕は君が必要なんだぁ。いつまでも。
だから、ずっと、ずっと私たちのそばにいてほしい。
いつまでも。
この詩は、僕の友人SYクンの事を歌った詩です。SYクンは今年1月救急車で病院に運ばれ、心臓が数
回停止し、詩にも書いてある通りに医師に「80%は命が助からないだろう」と言われたそうです。そん
なSYクンは私たちの所へ戻って来てくれました。どこにも行きませんでした。これは医学的にもなぜS
Yクンが生き延びる事が出来たのかは分からないそうです。その頃の私はやっとSYクンと良い関係が築
けたころだった。いつも私たちの顔見るとニッコと笑ってくれました。この事が起きる前最後に会ったの
は先輩が主催するクリスマス会でした。その時はいつものSYクンスマイルで、まさか年明け早々SY
クンが生死をさまようなんて思っていなかった。年明けまた学校で会えると思っていましたから。この事
を聞いた時僕とKクンの心臓が大きく動きました。頭の中は「SYクンは大丈夫なの?なぜ?どうして?
クリスマス会元気だったじゃん」と頭の中はいっぱいでした。それからよ~く考えてみました。今までに
もSYクンは入退院を繰り返していました。その度に私たちはSYクンにエール送っていました。その事
を思い出し、「今回も友情魂があったからSYクンは生きているのではないか」思うようになり、すぐに
SYクンにビデオレターの作成に取り掛かりました。そして2月末に会った時はいつものSYクンスマイ
ルでした。そこで「修学旅行一緒に連れてくから」と言い、無事先日の修学旅行に参加する事が出来まし
た。
SYクンのお母さんからその時の話が聞くと今でも胸が熱くなります。それほどの奇跡の持ち主なので
す。SYクンは。自分が言う立場ではないかと思うが、SYクンをこの世に引き戻してくれた医師たちに
は感謝してるし、医療が最先端だと思います。だが、医療だけでは今頃SYクンがどうなっていたかはわ
からない。修学旅行になんて行けなかったかもしれない。やっぱ【「友情魂」が救った奇跡のいのち】だ
と思う。今まで病気は治すのは医療だと思っていた。しかし、医療だけでは無理なものもある。そこに+
αが必要だ。今回の+αは「友情魂」だったのだ。