一つの光

一つの光

 

ルカによる福音書2917

9すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。10天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。11今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。12あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」13すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。14「いと高きところには栄光、神にあれ、/地には平和、御心に適う人にあれ。」15天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、「さあ、ベツレヘムへ行こう。主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。16そして急いで行って、マリアとヨセフ、また飼い葉桶に寝かせてある乳飲み子を探し当てた。17その光景を見て、羊飼いたちは、この幼子について天使が話してくれたことを人々に知らせた。

 

 

今日はクリスマス。クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝う日であり、またキリスト教会では新たな1年が始まる。

 

さてイエスの誕生を最初に目撃するのは、人々から距離を置かれていた羊飼いです。この羊飼いがなぜ、人々から距離を置かれていたかと言うと、旧約聖書に書かれている安息日を守れないからです。

 

出エジプト記2010

七日目は、あなたの神、主の安息日であるから、いかなる仕事もしてはならない。あなたも、息子も、娘も、男女の奴隷も、家畜も、あなたの町の門の中に寄留する人々も同様である。

 

安息日は仕事をしては行けません。しかし、羊飼いは安息日だからと言って羊に餌をあげないわけにはいきません。だから羊飼いは周囲から距離を置かれていた。

 

イエス・キリストは神の御子、そんな方の誕生は我々なら温かい所で王様のところで生まれても良かったと思うが、人々から距離を置かれていた羊飼いが最初の目撃となる。しかも羊飼いがいたところは人里から離れた真っ暗でところでしょう。では一体なぜイエスはこんなところでお生まれになったのか?

 

それは神様からの希望の光でしょう。聖書には「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」とある。神様は安息日を守れない羊飼い、罪人にも希望の光をお与えになった。むしろ苦しい人たちに希望の光によって救われたのである。最初は主の光に驚いた彼らだったが、その光は彼らにとって希望の光となり、「さあ、ベツレヘムに行こう!」となったのである。

現代にもあらゆる理由で苦しい人たちはたくさんおられる。むしろ苦しくない人なんかいるのではないだろうか?皆なんかに悩みを持つ。でも必ず解決する希望の光はある。苦しいとき、悲しいとき、悩んだときは神様に「助けてください。」と救いを求めると、必ず希望の光を与えてくださります。

さあ新年はもうすぐです!私たちのそばにいつも神様からの希望の光がありますように

アーメン