人の命とは

先週茨城県の教育委員が「妊娠初期に障害をわかることが出来ないだろうか」「生まれてきてからだと大変だ」と言う発言し、その発言に同県知事は「問題はない」と認識。両氏ともに発言を撤回と謝罪はされたが、二人の認識は「障がい児者は邪魔だ!障がい児者がいるから金はかかる」と言うようにしか聞こえない。
昨年批准した障害者権利条約に思想とは全く正反対の考えの方々が行政を動かしているという、とても残念である。
両氏の言うとおりこの世から障がい児者がなくなったらどうなるのであろう???俺はきっと社会はますます破壊すると思う。健常者だけの社会、つまり救いの手が減る社会=自己の欲ために人々が生きる社会になるのではないだろうか。
確かに障害がなければもっと自由に動けたと思う。しかし障害がなければいい出会いはなかったと思う。勿論なければ、また違った出会いはあったと思う。しかし、命の尊さを教えてくれたのは重度の障害を持った友人であった。彼がいたから「自殺はしない!!」と心に誓うことが出来た。どんな命であれ、人であれ素晴らしい出会いや生活はある。もちろん金はかかるかもしれないが、だからと言って命を選別する=殺人だよね。

地方自治や国のトップに立つ人が命を大切にする人でほしいと願う。